
子どもには誰もが「たくさん食べないと大きくなれないよ」と言い聞かせるものの、大人になれば「腹八分」が原則。
大人の大食いは食材の消費スピードを加速させ、また様々な病気へのリスクも気になり、あまり良い印象はありません。
大食いの旦那様がいるご家庭では、いかに健康的かつ経済的に旦那様の胃袋を満たせるか、毎食頭を悩ませていることでしょう。
たくさん食べたい方が押さえるべきポイントは、ずばり「太りにくい食材」「生野菜」「よく噛む食材」の三点のみ!
これでお財布にも身体にも優しい食生活を送れます。今回は、大食いの旦那様も大満足できるボリューム満点の健康レシピをご紹介します♪
食べ応え抜群!ジンギスカン風のラム肉炒め

調理時間/約15分
1人前/約150円
『がっつり肉料理を食べたい!』と言われた時におすすめのレシピです。
食費に占める肉の価格の割合はかなり大きいので、肉の量は増やさずに、一緒に炒める野菜と後乗せの生野菜で大幅ボリュームアップをして節約するのがポイントです。
また、使う肉は噛み応えのあるラム肉。
豚や鶏に比べると割高ですが、噛んでも噛んでもその度に肉の旨味を感じられるので、少量でも満足感がありおすすめです!
材料(4人分)
- ラム肉…250g(400円)
- たまねぎ…1個(57円)
- 人参…1本(65円)
- もやし…1袋(28円)
- 水菜…2束(50円)
- 塩…少々
- 焼き肉のたれ…一まわし(お好みで)
作り方
- たまねぎは千切りに、人参は細めの短冊切りにします。水菜は食べやすい大きさにカットしておきます。
- フライパンに油をひき、ラム肉の両面を焼きます。焼きすぎると固くなってしますので、火が通ったらすぐに取り出します。(多少焼けていない部分があっても、後から再加熱しますので、この時点ではあまり気にしなくても大丈夫です。)
- フライパンの余分な油をふき取り、再度火にかけます。弱めの中火で人参、たまねぎ、もやしの順でしっかり炒めていきます。
- 野菜がしんなりしてきたら、2で取り出しておいたラム肉を加え、軽く塩を振り、蓋をして弱火にし、3分程蒸し焼きにします。
- 食材すべてに完全に火が通り、全体がしんなり混ぜ合わさったところで、お好みで焼き肉のたれを回しかけ、全体を和えます。
- お皿に盛りつけ、上から水菜を散らします。

ジンギスカンは本来、漬けダレにつけて味をしみ込ませておきますが、今回のレシピのように後がけでもジンギスカンの雰囲気を楽しむ事ができます!
焼き肉のタレを常備していない場合は、醤油とみりんでも代用OK。
甘辛の味付けなので、最後に水菜を加える事でボリュームアップと味の中和を狙います。
水菜ではなく、レタスで巻いたり千切りキャベツを添えたりと、冷蔵庫にある葉物野菜をアレンジしてみても美味しいですよ◎
のど越し爽やか!夏におすすめ春雨サラダ

調理時間/約10分
1人前/約71円
食物繊維が豊富で血糖値の上昇を抑える「春雨」。
一時期ダイエット食品として流行しましたが、春雨はでんぷんで出来ているため、実際のところそこまで低カロリー食材とは言えません。
しかし、摂取した時の血糖値の上昇スピードを計るGI値(グリセミックインデックス)が比較的低いので、カロリーの割に太りにくい食材とも言えます。
このレシピでは、さらに低カロリーにするために、春雨の量に対してきゅうりを多めに入れています。
春雨独特のコリコリした食感が、咀嚼を促進するので見た目以上に食べ応えもありますよ!
材料(4人分)
- 乾燥春雨…90グラム(85円)
- きゅうり…2本(70円)
- ハム…8枚(130円)
- 塩…少々
- ポン酢…一まわし
- ゴマ油…少々(お好みで)
作り方
- 乾燥春雨は熱湯で3分程茹で、芯の固さがなくなったらザルにあげ、水で良く洗っておきます。一般的な春雨は長いものが多いので、長さが気になる場合は、戻す前にパキパキ割ると良いでしょう。「サラダ春雨」や「プチ春雨」などの名称で販売されているものは、サラダ用に短くカットされていますのでそのまま使えます。
- きゅうりは千切りにし、塩で軽くもんでおきます。
- ボールに1と2、さらに千切りにしたハムを加え、全体をポン酢で和えます。お好みでゴマ油をたらすと、より風味豊かになります。

副菜の一品としてだけでなく、レタスや千切り卵、トマトなどを加えて、冷やし中華風のメインディッシュにすることもできます。
梅雨時期や蒸し暑い夏などに、さっぱり食べられる一品です。
フワフワ食感がたまらない!お豆腐シュウマイ

調理時間/約20分
1人前/約80円
ひき肉を使った料理は、肉料理の中でも特に柔らかく食べやすいため子供たちにも大人気。
ひき肉料理の中でも、ハンバーグに次ぐ頻度で我が家の食卓に登場する人気メニューが、「シュウマイ」です。
シュウマイは、餃子よりも包むのが簡単で、蒸し料理なので焼き加減を心配する必要がありません。
今回のレシピのように、豆腐や戻した高野豆腐、お麩、大豆などの豆類、コーンなど様々な食材を加えてアレンジ可能なところも主婦には嬉しいポイントです。
蒸したてのアツアツシュウマイをほおばる幸せを、ぜひご家庭で!
材料(6人分)
- シュウマイの皮…30枚(92円)
- 豚ひき肉…250g(225円)
- 豆腐…半丁(24円)
- たまねぎ…1個(57円)
- シイタケ…2個(60円)
- 白菜…2~3枚(20円)
- 片栗粉…大さじ1
- 醤油…大さじ1
- 砂糖…大さじ1/2
- ごま油…一まわし(お好みで)
- 塩…少々
作り方
- 蒸し器に耐熱皿を置き、その中に粗い千切りにした白菜を敷いておきます。
- 肉だねを作ります。ボールに豚ひき肉を入れ、豆腐を手で砕きながら入れます。みじん切りにしたたまねぎとシイタケ、調味料を加えます。手でよく練ります。混ぜ合わさったら、30等分にしておきます。
- 左手の親指と人差し指で円を作るように軽く握ります。その円を上に向けるようにして、そこにシュウマイの皮を乗せます。親指と人差し指で出来た円の中心部にはまるように、スプーンですくった肉だねをシュウマイの皮の上に置き、上から少し押すようにしてシュウマイを包みます。シュウマイの皮の端の部分は特に折り込まず、そのまま自然に上向きにさせておいても良いですし、内側に折り込んでも良いでしょう。
- 1にシュウマイを並べ、蓋をし、中火でまず5分程度加熱します。その後、蓋を開けず、そのまま弱火でさらに10分程加熱します。竹串などで刺してみて、肉汁が透明になっていれば完成です。

中年男性にとって食べ過ぎによる中性脂肪は万病のもと!
「太りにくい食材」を使う事によって、食べる量はそのままでも身体に脂肪がつきにくくなります。特に、「生野菜(生で食べられる葉物野菜)」はほとんどカロリーが無いだけでなく、食物繊維が豊富!たくさん食べたい時に最適の食材です。
また、「よく噛む食材」を取り入れる事によって、同じ量でも満腹感をより一層感じる事ができます。
これらを組み合わせて食材選びから工夫することによって、大食いの旦那様も健康的に過ごせそうですね♪
大食いの旦那も大満足の健康レシピ:まとめ

今回は野菜を特にたくさん使ったレシピをご紹介しましたが、冬場など季節によっては野菜を買う方が高くつくという時もあります。
そんな時は、その季節に旬を迎える食材を代替品として使用してみる事をおすすめします。
季節ごとにその時期に合った食材を組み合わせると、お財布にも優しいレシピの完成です!