
桜の季節も終わり、初夏の日差しがまぶしく感じられるようになってきましたね。
冬の寒い季節に鍋料理を楽しんだご家庭では、冷蔵庫に常備していたポン酢が食卓に並ぶ機会もぐんと減ってきた事でしょう。
開封してしまったポン酢を秋まで持たせるのは難しいため、残っているポン酢、どうやって使い切ろう…?と頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、鍋以外でも使える簡単ポン酢料理をご紹介します♪
鍋料理だけじゃない!超万能なポン酢

ポン酢には、旨味たっぷりの出汁と醤油、そして爽やかなお酢やシトラスの果汁が含まれているので、そのままでも和風ドレッシング代わりとして使うことが出来ます。
ポン酢に含まれるお酢には、たんぱく質を柔らかくする効果や生臭さを消す効果があるので、肉や魚との相性も抜群!
鍋料理だけでなく、サラダドレッシングとして、煮物や炒め物の味付けとしても様々な用途で使える万能調味料なのです。
大根とツナのポン酢サラダ

調理時間/約10分
1人前/約50円
ポン酢をシンプルにドレッシング代わりに活用したサラダレシピです。
ドレッシングには塩味、酸味、油分が必要ですが、塩味と酸味はポン酢一本でまかなうことができます。
油分無しでもあっさりしていてダイエット食には最適ですが、多少でも油分が入っていた方が旨味がぐっと増します。
そこで今回は、ツナ缶の漬けこみ油をそのまま使って節約&時短を叶えます♪
ツナ以外のもの(ハムや蒸しどりなど)を使う場合は、ゴマ油やオリーブオイル等を加えても良いでしょう。
とても簡単なのに、出汁がたっぷり効いているポン酢だからこそ奥行きのある味わいになります。
材料(4人分)
- 大根…10㎝程度(40円)
- きゅうり…1本(40円)
- ツナ缶…1缶(100円)
- 鰹節…1パック(13円)
- 塩…小さじ1程度
- ポン酢…1まわし(お好みで)
作り方
- 大根ときゅうりは千切りにし、塩を振って軽くもんでおきます。
- 1の水気を絞り、ツナ缶を加えて全体を和えます。
- ポン酢を1まわしして味見をしながら必要に応じて追加、味を整えます。
- 皿に盛りつけ、上から鰹節を散らし完成です。

すぐに頂いてもさっぱりしていて美味しいですが、数日間冷蔵庫で置いてから頂くとより味がしみ込んで美味しいです♪
今回は大根ときゅうりを使いましたが、冷蔵庫の中にあるサラダ向きの野菜なら人参や水菜など何でも活用できます。
鶏手羽元と茹で卵のさっぱり煮風

調理時間/約30分
1人前/約83円
味ぽんのCMでおなじみの「さっぱり煮」をより簡単にアレンジ!
煮物にポン酢とは意外な組み合わせですが、出汁の効いたポン酢の旨味が具材にしみ込み、とても美味しいのです。
しかも、酸味があるので普通の煮ものよりもあっさりすっきりした味わいです。
味ぽんレシピではニンニクやショウガを加えてちょっとスパイシーな味付けですが、こちらのレシピではそれらを省略!
家にあるものですぐ作れ、子供にも食べやすい優しい味付けです。
材料(4人分)
- 鶏の手羽元…4本(250円)
- 大根…10㎝程度(40円)
- 茹で卵…2個(40円)
- ポン酢…100㏄
- 水…100㏄
作り方
- 深めのフライパンに油(分量外)をひき、鶏の手羽元を軽く焼きます。
- 大根は2~3㎝幅のイチョウ切りにし、下茹でしておきます。
- 茹で卵は固ゆでに茹でて殻をむいておきます。
- 1にポン酢と水を加え、2を加えて20分程度煮込みます。
- 4に茹で卵を加え、30分から数時間置いて粗熱を取り、味をしみ込ませたら完成です。

冷蔵庫でさらに置くと、より味が染みて美味しいですよ♪
きのこたっぷり!ポン酢で簡単和風パスタ

調理時間/約20分
1人前約/160円
ポン酢さえあれば、パスタソースがなくても簡単に本格パスタが作れます。
味付けに酸味が入ると味わいが多面的になり、塩を必要以上入れなくてもしっかりとした味付けを感じられます。
きのことベーコンで和風に仕上げながらも、果汁由来の酸味が新鮮な味わいを演出してくれて子供にも大人気メニューです♪
材料(4人分)
- しめじ、えのきだけ…各1株(170円)
- にんにく…1かけ(3円)
- ミニトマト…8個(150円)
- 水菜…1束(30円)
- ベーコン…100g程度(140円)
- パスタ…350g(お好みで調整してください)(160円)
- ポン酢…50㏄程度(お好みで調整してください。)
- オリーブオイル…1まわし
- 塩・胡椒…少々
作り方
- 大鍋にお湯を沸かし塩少々を入れ、パスタを茹でます(茹で時間はパスタの太さによって異なるので、梱包されている袋の表示を参考にしてくださいね)。
- パスタを茹でている間にポン酢ソースを作ります。フライパンにオリーブオイル(分量外)をひき、スライスしたニンニクを炒めます。香りが出てきたら、小さく切ったベーコンと食べやすい大きさに切ったきのこ類を炒めます。今回はしめじとえのきだけを使いますが、お好みのきのこをお使い下さい。
- 2がしんなりしてきたら、食べやすい長さに切った水菜と1/4にカットしたミニトマトを加え、軽く塩・胡椒を振り全体をまぜます。
- 3にポン酢を加え、軽く沸騰させて味を見ます。塩・胡椒で少し濃い目に味付けしておきます。
- 4に茹で上がったパスタを投入し、全体を和えるようにして混ぜます。さらに味見して味が薄いようであれば塩・胡椒で調整します。最後にオリーブオイルを一回しかけます。
- お皿に盛り付けて完成です。
最後に

ドレッシングやパスタソースなどの既製品を使うのも良いですが、ポン酢が余っていた時は大チャンス!
ポン酢にひと工夫することで、既製品を購入せずに済むので節約になり、賞味期限間近のポン酢もすっきり消費出来るのでまさに一石二鳥です。
さらに、いつもと違う味付けに家族もあっと驚くことでしょう。
日本人の食卓は、どうしても醤油・酒・みりん・砂糖で味付けする場合が多く、そればかりが続くと飽きてしまったり、場合によっては少しこってりしてしまう事もあります。
出汁と酸味が効いているポン酢を使う事で、毎日の食卓のマンネリ化を防いでメリハリのあるワンランクアップした味付けが実現します!