
デコレーションケーキやババロアなどを手作りした時に使う生クリーム。
200ml入りで販売されている事が多いですが、使い方によっては
『半分の量が残ってしまった…』
『ホイップしたもののデコレーションしきれなかった…』
など、生クリームが余ってしまい使用法について困ってしまうことありませんか?
気を付けたいのはその消費期限。
一度パックを開けた生クリームは、できるだけ早く当日か翌日のうちには使い切ってしまいたいものです。
そこで今回は、余った生クリームをおかずやデザートに活用するレシピをご紹介します♪
クリーム煮 二種

生クリームは製菓だけでなく、おかずにも使う事ができます。
フランスでは、生クリームを使った煮込み料理は家庭料理の中でもとてもポピュラーなおかずです。
『炒めたたまねぎに白ワインを加えてアルコールを飛ばし、生クリームで濃厚さを出す』というクリームソースは、パサパサしがちな魚や鶏肉との相性が抜群です!
合わせる魚や肉によってクリームソースに野菜やキノコなどを加え、その時々で季節を感じるレシピにしてみると、より風味を楽しむ事ができますよ♪
鮭のクリーム煮

調理時間/約15分
1人前/約140円
冷凍の鮭、生の鮭、どちらでも作れるクリーム煮のレシピです。
鮭は冷凍品も多く出回っているので、一年を通していつでも購入することができて便利ですよね。
冷凍庫に常備しておいて、お弁当のおかずや時間がない時に活用しているご家庭も多いのではないでしょうか。
そこで、生クリームが余った時はここぞとばかりに鮭をフレンチで頂いてみてはいかがでしょう?♪
材料(4人分)
- 鮭…4切れ(357円)
- たまねぎ…1個(30円)
- 白菜またはキャベツ…2枚(20円)
- 白ワイン…半カップ
- 水…1/4カップ
- 生クリーム…半カップ(100㏄)(150円)
作り方
- 冷凍鮭を使う場合は常温に戻しておきます。生鮭の場合は、軽く塩を振っておきます。
- たまねぎはみじん切りにし、白菜は1cmくらいの幅で切っておきます。(キャベツの場合は千切り)
- フライパンに油少々(分量外)をひき、鮭を両面焼きます。焦げ目がつく程度でOKです。
- 3をいったん取り出し、油をひきなおして玉ねぎを炒めます。しんなりしてきて、きつね色に変わってきたら白ワインを入れ、煮詰めます。
- 強めの中火で一気に煮詰め、白ワインの水分がほとんど飛んだら、白菜(またはキャベツ)と水を加え煮詰めます。
- 4がしんなりしてきたら生クリームを加え、全体をなじませます。味見をして、塩・胡椒で薄味に仕上げます。(塩鮭の場合は、ソースにはほとんど味付けしなくても良いでしょう。)
- 5に鮭を入れ、蓋をして弱火で3分程度煮詰めます。あまり沸騰しないように注意してください。鮭に火が通ったら完成です。
鶏もも肉のクリーム煮

調理時間/約5分
1人前/約127円
どうしてもパサパサした食感になりがちな鶏肉ですが、クリームで煮るとその濃厚さがお肉を包みこんでくれるので、全く気になりません♪
冷蔵庫にあるきのこ(なんでもOK)を加えて、香りにも奥行きを出してとても贅沢な一品に。
材料(4人分)
- 鶏モモ肉…250g(280円)
- たまねぎ…1個(30円)
- きのこ(なんでも)…半パック(50円)
- 白ワイン…半カップ
- 水…1/4カップ
- 生クリーム…半カップ(150円)
作り方
- 鶏モモ肉は一口サイズに切っておきます。
- たまねぎときのこはみじん切りにしておきます。
- フライパンで鶏もも肉を焼きます。皮から焼くと油をひかなくても鶏肉から油が出ます。両面を焦げ目がつくくらいまで焼いていったん取り出しておきます。
- 3の油をいったんキッチンペーパーなどで吸い取り、玉ねぎを炒めます。しんなりしてきつね色になってきたらきのこを加えてさらに炒めます。
- 全体的にしんなりしてきたら、白ワインを加えます。強めの中火で一気にアルコールを飛ばしながら水分がほとんどなくなるくらいまで煮詰めます。
- 水と生クリームを追加し、全体をなじませたら、3の鶏肉を入れます。蓋をして弱火で3分程度煮詰めます。沸騰しないように注意してください。鶏肉に火が通ったら完成です。

写真のように鶏肉をカットせずに大きなままソテーする場合は、最初に焼く際に蓋をしながらじっくりと火を通すと良いですよ♪
カットしてから焼く方が、焼く時間を短縮できます。
やみつき!黒ゴマプリン

調理時間/約20分
1人前/約82円
ホイップ前のクリームと、ホイップしたものが両方余った場合に使えるレシピです。
名前はプリンですが、卵は使わずにゼラチンで固めるのであっさりしています。
黒ゴマのねっとりした香り深い濃厚さと、生クリームのきめ細かい乳糖の濃厚さがマッチしてやみつきになる美味しさです♪
生クリームが余ると何度でも作りたくなるレシピです。
材料(4人分)
- 練りごま(黒)…瓶の半分(150円)
- 牛乳…1カップ(30円)
- 生クリーム…半パック(100㏄)(150円)
- 砂糖…20g
- ホイップクリーム…お好みで適量
- 粉ゼラチン…5g
作り方
- ゼラチンはひたひたの水でふやかしておきます。
- 小鍋に牛乳を入れ、弱火で温めます。沸騰直前で火を止め、練りごまを加えて全体を混ぜます。泡を立てると完成した時の食感に影響しますので、できるだけ泡を立てないように静かにかき混ぜます。
- 2に砂糖も加え、溶けたら1のゼラチンを加えます。
- すべて溶けたら生クリームを加えてよく混ぜ、すぐに火を消します。
- プリン型に4を流し込み、粗熱が取れたら冷蔵庫で固めます。
- 2~3時間で固まります。食べる時に上にホイップクリームをのせ、頂きます。
まとめ

みんな大好きな生クリームですが、200ccのパック量全てを一度に使うレシピはなかなかありません。
パックを開けて数日が経過してしまい、「おなかを壊すと怖いから捨ててしまおうかな…」と考えてしまう方は結構多いのではないでしょうか?
せっかく買った生クリームなので、ぜひ製菓だけではなく普段のお食事にも活用できたら素敵ですね。
デザートは、今回ご紹介した黒ゴマプリン以外にも、ババロアや濃厚プリンなど様々な使い道があります。
ホイップしてしまったクリームについては、パンケーキに乗せたり、ヨーグルトとあえてみたり様々な使い方があります。
自分のお好みの方法を見つけて、「生クリームが余った時はこれ!」とすぐに使い切れるようになれたらよいですね♪