
一人暮らしや時短のお助けといえば、まず思いつくのが缶詰のおかず。
中でもサンマのかば焼きは、甘辛い味がご飯にぴったり合い、昔からの定番のおかずですよね。
最近では防災の観点からも缶詰は重宝されており、万が一の時に備えて缶詰を何種類か備蓄しているご家庭も多いかもしれません。
しかし、保存食と言っても賞味期限はあります。
無事何事も起こらずに毎日を送る事ができた場合、備蓄用の缶詰は賞味期限内に美味しく消費しましょう。
白いご飯に乗せるだけでも十分美味しいサンマのかば焼きですが、そればかりでは飽きてしまう事も。
そこで今回は、卵やごはん以外のものにのせて一味違う缶詰メニューを味わえるアレンジレシピをご紹介します!
卵で巻いて柳川風に!?サンマ入り卵焼き

調理時間/約5分
1人前/約25~33円
甘辛いサンマのかば焼きのタレは、卵との相性抜群で朝食やお弁当のおかずにもピッタリ!
卵焼きを作る際は、フライパンに油をしっかりひくことでフライパンに卵がくっつくのを防ぐことができます。
かば焼きは少量でもしっかり味が出ますし、あまり量が多いと卵が破れてしまう場合もあるのでご紹介する量がちょうどよいでしょう。
材料(3~4人分)
- 卵…2個(40円)
- サンマのかば焼き(缶詰)…半缶(60円)
- 水…大さじ2
- 油…少々
作り方
- ボールに卵を割り入れます。水とサンマの缶詰のたれを加え、よく混ぜます。
- サンマのかば焼きは缶から出し、それぞれ縦に半分に切っておきます。(まな板と包丁を出さなくても、お皿の上で箸でも切れます♪)
- フライパンに油をたらし、熱します。ペーパータオルなどで油をフライパンの底全体に馴染むようにふき取ります。
- 卵液を1/3くらいフライパンに流し入れ、底面全体に広げます。表面がぶくぶくしてきたら端の方に縦一列にサンマのかば焼きを全て並べます。
- 端から卵を巻いていきます。
- 卵液を残量の1/2流し入れ、巻きます。同じ工程を繰り返します。
- フライパンから取り出し、粗熱を取った後、切り分けたら完成です。
まるで鰊蕎麦!?道産子のソウルフードをサンマの缶詰で再現

調理時間/約10分
1人前/約100円
温かい蕎麦に鰊(にしん)の甘露煮が乗った「鰊蕎麦」をご存じですか?北海道では定番の食べ方なのだとか。
蕎麦に魚とは斬新な組み合わせですが、さっぱりとした蕎麦に甘く煮たタレと鰊の脂身が相性抜群なのです!
でも、鰊は北海道以外の場所ではなかなか手に入りません。そこで今回は、同じような甘さとコクのあるサンマのかば焼きで代用してみました。
個性的でクセになる味なので、ぜひ一度試してみる価値ありです!
材料(1人分)
- サンマのかば焼き(缶詰)…半缶(60円)
- 蕎麦…1束100g(40円)
- 海苔…1/4枚 お好みで
- めんつゆ…適量
作り方
- 蕎麦を茹でます。
- めんつゆを作ります。市販のめんつゆを使う場合はラベルに表記されている通り、かけ蕎麦の割合で薄めます。温かい蕎麦なので、お湯で薄めると良いでしょう。
- 2に茹で上がった蕎麦を入れます。海苔をのせ、その上にサンマのかば焼きと缶詰のタレをのせたら完成です。

お好みでネギや七味唐辛子などをかけてもおいしく頂けます♪
どこか懐かしい田舎の味!サンマと大根の梅煮

調理時間/約15分
1人前/約50円
サンマの青臭い匂いが苦手…という方は、梅干と合わせてみてはいかがでしょうか?驚くほど青臭さが気にならなくなります。
サンマの缶詰はすでに骨まで火が通っているので、大根だけ煮てサンマは最後に加えるだけでOK!
サンマの煮汁と梅の酸っぱさが溶け合い、深みのある味になります。
材料(4人分)
- サンマのかば焼き(缶詰)…1缶(120円)
- 大根…10㎝程度(80円)
- 梅干…1個(10円)
作り方
- 大根を水から下茹でします(下茹ですることで大根の臭みが気にならなくなります)。
- 1のゆで汁を捨て、茹で上がった大根を鍋に戻します。ひたひたになるまで水を入れ、梅干1個とサンマの缶詰の煮汁を加え、適度にほぐして弱火で煮ます。
- 2の大根が軟らかくなったら、最後にサンマをほぐしながら加えます。すぐに火を止め、粗熱をとって味をしみ込ませます。食べる前に再度温めなおします。

お好みでカイワレ大根やネギなどを散らして頂きましょう♪
サンマの缶詰を使う時の節約ポイント

サンマの缶詰は、一人で食べる場合、一缶を開けるとすべて食べてしまう事が多いと思います。
しかし、今回ご紹介した卵焼きや蕎麦は、一缶の半分の分量となっています。
開けた缶詰にかば焼きが半分残っているのは少し中途半端な気持ちになるかもしれませんが、そこが節約ポイントです!
そのままラップで冷蔵庫でもよいですし、保存用容器に入れ替えて保存しても良いですね。翌日また別のメニューで使う事ができます。
もちろん、家族全員分を作る場合は何個も缶を開ける事なく、一つの缶で全員分が作れてしまうので同じく節約できますね。
また、多めに調理しておいて作り置き料理として保存しておくというのも手です。
最後に
缶詰は手軽で美味しく、備蓄品としても優秀な万能おかず。
忙しい時や万が一の災害時に備えて、常に何個か持っておきたいものです。
缶詰はすでに調理済みなので、アレンジメニューとして使う際も再加熱する必要がなく、とても簡単に調理できます。
時短にもなりますので、忙しい毎日でも気軽に使える優れものです。
魚料理は苦手という方も、缶詰なら楽に調理できそうですね。
また、魚が苦手なお子様も、甘辛く煮てあるサンマのかば焼きなら食べてくれるかもしれません♪
ぜひ色々なメニューにアレンジしてサンマのかば焼きの新境地を発掘しつつ、ご家庭にあったアレンジメニューを探してみてはいかがでしょうか。