
節約食材の代表選手、じゃがいも。
ホクホクしていて美味しく、ビタミンをたくさん含んだ栄養満点の食材ですが、ふと気が付くとカレーライス、肉じゃが、ポテトサラダのローテーションになっていませんか?
定番メニューはもちろん美味しいのですが、そればかりが続くと飽きてしまうもの。
そこで今回は、じゃがいもの素材感を引き立てつつ、身近な食材を使って節約も出来る新たな定番レシピをご提案します!
ワインと相性抜群!大人味のタコポテトサラダ

調理時間/約15分
1人前/約85~100円
じゃがいもと人参をマヨネーズで和える定番のポテトサラダに飽きてしまった時は、ニンニクの風味をきかせた大人味のアレンジメニューに挑戦してみては?
魚介の出汁がじゃがいもにしっかり染みて、ワインやビールなどのアルコールとも相性抜群!おつまみにも最適です。
タコの代わりに、ホタルイカやエビ、ベビーホタテなど、その日スーパーの魚介コーナーで新鮮でお得なものを使っても美味しく仕上がります♪
材料(6~7人分)
- タコ…100g(360円)
- じゃがいも…3個(120円)
- ニンニク…1片(20円)
- 長ねぎ…1本(100円)
- オリーブオイル…適量
- 塩・胡椒…各少々
- マヨネーズ…お好みで
作り方
- タコは乱切り、ニンニクはみじん切り、長ネギは2~3㎝くらいの輪切りにしておきます。
- じゃがいもは茹でて、食べやすい大きさに切っておきます。
- フライパンにオリーブオイルをひき、ニンニクを炒めます。香りが出てきつね色になってきたらタコを加え、軽く塩を振り、全体に火を通します。
- 3をお皿に取り出し、フライパンを火に戻します。油が少ない場合はオリーブオイルを追加します。
- 長ネギを弱火よりの中火でじっくり焼いて火を通します。焦げ目がついたらひっくり返し、四面すべてに焦げ目がつき、中身が柔らかくなればOKです。
- ボールに2を入れ、4で取り分けておいたタコ、5の長ネギを加え、やさしく和えます。味見をしながら塩・胡椒で味を調えます。
- オリーブオイルのとろみがつくので、このままで十分美味しいですが、もう少しねっとりとした食感を好む場合はマヨネーズ少々をお好みで。

サラダとしてそのまま食卓へ出す他に、パンにはさんでサンドイッチにしたり、茹でたペンネを加えてパスタにしたり、とろけるチーズをかけてオーブンでチーズ焼きにしたりと、アレンジも無限大!
クラッカーをサイドにおいて、パーティー料理にしても楽しいですね☆
後を引く美味しさ!ポテトクリーム

調理時間/約20分
1人前/約40円
茹でたじゃがいもを牛乳で伸ばしただけの超簡単レシピですが、じゃがいものでんぷん質とバターの風味、牛乳の優しい味がマッチして、クリーミーで後を引く美味しさです。
マッシュポテトのように肉料理の付け合わせにしたり、茹でた野菜とあえてポテトサラダ風にしたりと使い方も自由自在です♪
材料(4人分)
- じゃがいも…3個(120円)
- バター…10g(20円)
- 牛乳…半カップ~1カップ(お好みで調整してください)(20円)
- 塩・胡椒…少々
作り方
- じゃがいもは小さめのイチョウ切りにして、茹でておきます。
- 柔らかく茹で上がったらざるに取り出し、水を切ります。
- 2とバターをミキサーの容器に入れます。
- 牛乳を少しずつ加えながら撹拌します。牛乳の量は柔らかさを見ながら調整してください。
- 塩・胡椒で味を調えます。
- そのままでも美味しいですが、冷蔵庫で冷やすと濃厚さが増します。

使用後に洗うのが面倒でミキサーには手が出ないという方は、「ハンドブレンダー」を一度試してみてはいかがでしょうか?
ミキサーと違い、使った後はその場でさっと洗い流すだけでキレイになります。
ミキサーやブレンダーを使うと、マッシャーでつぶすだけでは出ない滑らかな食感を出すことができますよ♪
ポテトクリームのアレンジ二種
上記でご紹介したポテトクリームは、そのまま食べても美味しいですが、アレンジすることでさらに豪華な料理に変化します。
ベースの味付けが塩味だけなので、アレンジに適した食材なんです。
一から作るのは面倒なレストランメニューも、ポテトクリームにひと手間加えるだけでとても簡単に完成します!
忙しい毎日の食卓に、ちょっとリッチな一皿を追加してみませんか♪
温めても冷やしても美味しい♪ポタージュスープ

調理時間/約20分
1人前/約20円
優しい味でおなかも心もほっこりします。
夏場は冷蔵庫で冷やしたポテトクリームにコンソメスープを混ぜるだけで冷製スープ「ビシソワーズ」に早変わり!レストランの味も身近に楽しむ事ができます。
最後に加える生クリーム(またはコーヒーフレッシュ)が濃厚さを一段とアップさせてくれます。
材料(4人分)
- ポテトクリーム…1カップ(80円)
- コンソメ1個
- 水…2カップ程度
- 生クリームまたはコーヒーフレッシュ(あれば)…ひとまわしまたは1個
- 塩・胡椒…少々
作り方
- コンソメスープを作ります。分量の水を小鍋に入れ、コンソメを落として火にかけます。
- コンソメが溶けたらポテトクリームを入れます。
- 沸騰しないように弱火にかけ、静かにかき混ぜます。
- 塩と胡椒で味を調えます。
- スープ皿に取り分け、頂く直前に生クリームまたはコーヒーフレッシュを一回しします。
- お好みでミックスハーブやシナモンなどを一振りしても良い香りがして美味しいです。
子どもも大好き!ポテトグラタン

調理時間/約20分
1人前/約100円
グラタンというと、ホワイトソースを準備する手間ばかり考えがちですが、ポテトクリームを使えば簡単に完成してしまいます。
具材もあらかじめ火を通してしまうので、オーブンでは全体を温めて焦げ目をつける程度の時間でOK!
子供も大人も大好きなご馳走メニューで気分も盛り上がります♪
材料(4人分)
- ポテトクリーム…1カップ(80円)
- ブロッコリー…半分(100円)
- ウインナー…80g(120円)
- 人参…半分(30円)
- とろけるチーズ…30~50g(お好みで調整してください)(70円)
作り方
- ブロッコリーは小さめの房ごとにカット、人参はイチョウ切りにして、それぞれ塩茹でします。
- ウインナーは斜め切りにし、さっと茹でます。
- 耐熱皿にポテトクリームの半分の量を敷き詰め、その上に1と2を入れます。さらに上から残りのポテトクリームをまんべんなくかけます。
- 3にとろけるチーズを振りかけ、200度に予熱したオーブンで焦げ目が付くまで10~15分程度焼きます。
まとめ

今回ご紹介した四つのレシピは、どれも「家で作るのはちょっと面倒」と思われがちな外食メニューです。
しかし、手順さえ頭に入ってしまえば時間もかからず、手軽にパパっとできてしまうので、カレーライスやポテトサラダとほとんど同じくらいの手間しかかかりません。
ポイントは、何度か作ってみて手順を頭に入れること。
大体の流れが頭に入ってしまえば、あとは手が勝手に動いてしまいます。
外食メニューが自宅で作れるようになると、家計に嬉しいだけでなく、身体にも優しいので良いことばかり!
特にじゃがいもはビタミンCを豊富に含むので、実は栄養価の高い食材です。
色々な味付けや調理方法で変化を楽しみながら、毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか♪