
テレビ番組でよく見るタレントの大食い対決。
「あれぐらいたくさんの量をペロッと食べられたら気持ち良いだろうな…」
と思ったことはありませんか?
でも一体、大食いの人の体の中はどのような仕組みになっているのでしょうか。
今回はその謎を解明するとともに、大食いになりたい人必見の大食いのトレーニング方法やたくさん食べるコツをご紹介します!
- 飲食店の大食いチャレンジに挑戦したい人
- 食べ放題で元を取るつもりで食べまくりたい人
は必見です!
大食いの人の胃はどうなっているの?

大食いの人の胃はさぞかし大きいのだろうと思うところですが、答えはNOです。
食事をしていない時の胃の大きさは一般人とあまり大差なく、わずか50ml程度の差しかないとされています。
では、大食いの人と一般人の差は何なのか?
それは、胃の伸縮率です。
胃は非常に伸縮性がある臓器で、一般の人でも満腹まで食べると、わずか50mlだった臓器が1.5~2.5L程度まで物を溜め込めるようになります。
一般の人が「お腹がいっぱい」と感じるには満腹中枢が関係していますが、それだけではなく体の中の構造も深く関係しています。
普通、胃の位置は横隔膜のすぐ下あたりから腹腔内に伸びたような形で存在しています。
胃の周りはたくさんの臓器に囲まれており、物を溜め込もうと思ってもそれ以上胃が大きくなるスペースがなくなってしまいます。
しかし、大食いの人は「胃下垂(いかすい)」といって通常の胃の位置よりももう少し下へ垂れ下がっている場合や、
周りの臓器の位置が胃が大きく膨らむ際に邪魔にならないところにあると言われています。
大食い=胃が大きいというわけではなく、
大食い=胃が最大限まで広げられる位置にある
と言ってもいいでしょう。
大食いになるためのトレーニング法は?

テレビで見かけるフードファイターのように大食いになりたい!と思っても、体の構造上マネできない部分もあります。
しかし、ある程度であれば大食いになる方法もあります!
大食いになるには、胃の伸縮性を良くする必要があります。
普段あまりたくさんの食べ物を溜め込まない胃は、伸縮性が悪く食べようと思っても普段以上の量を食べることができません。
ダイエットの時に「胃が小さくなったような気がする」というのは、この伸縮性の問題ではないかと考えられます。
胃の伸縮性を良くするためには、普段から少しずつ飲み物を飲む量を増やすなどして「伸びやすい胃」を作ることがポイントになります。
カロリーのあるものでトレーニングすると太ってしまうのは目に見えているので、トレーニングをする場合は水がおすすめです。
他にも、胃が伸びやすい環境を作っておくのもおすすめです。
例えば、
- 内臓脂肪を減らして空間を狭めないようにする
- 便秘を改善して腸からの圧迫を防ぐ
など、トータルで体の中の空間を捉えると良いでしょう。
また、食べたものを飲み込んだり、食べたものを吐いてしまわないために「喉の力」も大食いには必要だと言われています。
大食いのテクニック

大食いを成功させるにはテクニックがあります。テレビで有名なフードファイターの言葉を拾って、コツをまとめてみました。
- 飽きずに食べられるように、ご飯やおかずなど味の異なるものをバランス良く食べる
- 肉と野菜が出てきたら野菜から食べて、胃の中のクッションを作る
- 胃もたれをふせぐため、あっさりした味のものから食べる
- 苦しくなったら酸っぱいものをイメージして唾液の分泌を促す
- 水を飲むのは最終手段。中盤から飲み過ぎないようにする。どうしても飲みたい時は一口だけ飲む
- 飲み物だと思い込む
なかなか素人には厳しいとも思えるコツもありますが、大食いにチャレンジする場合には参考にしてみてはいかがでしょうか?
食べ放題でたくさん食べるコツ

TVの大食い選手権に出ることだけが大食いではありません。
一般的な方で大食いのメリットがあるといえば、飲食店の大食いチャレンジや食べ放題ではないでしょうか?
お金を払っているからには、元を取ろうと出来るだけ沢山食べて帰りたいですよね!
ここからは、大食いチャレンジや食べ放題に勝利する、大食いのコツをまとめてみました。
朝食は早めの時間に少しだけ食べる
たくさん食べようと思って朝食を抜くのは間違いです。
胃を目覚めさせ、胃液の分泌を促進するために、少しだけ朝食を取るようにしましょう。
消化の時間を考えて、普段よりも少し早い時間に食べることがポイントです。
血糖値の上がりにくいものから食べる
サラダなどの血糖値が上がりにくいものから食べることも基本です。
お米など炭水化物系、ラーメンなどの水分系は後回しにしましょう。
甘い飲み物も意外な罠になるため注意です。
間隔をあけずに食べる
休憩を入れてしまうと、満足してしまいお腹いっぱいと感じてしまいます。
間隔をあけずにリズムを崩さず食べましょう。
目からの情報も大切
料理を山盛りにしたり、お皿いっぱいに広げて盛ると「食べ物がたくさんある=たくさん食べた」と脳が感じ取ってしいます。
食べた量以上にたくさん食べたと誤って脳が判断してしまうことがあるので、目からの情報にも注意しましょう。
酸っぱいものを間にはさむ
少し苦しくなってきたなと感じたら、酢のものや梅干しなどサッパリした酸っぱいもので唾液腺を刺激しましょう。
気分転換に、サッパリ系のドレッシングをかけるなどで味をアレンジするのもポイントです。
まとめ
大食いになることが出来れば、飲食店大食いチャレンジに参加して食費を浮かせることも、食べ放題でモリモリ食べることも可能になります。
ビュッフェやバイキングなどの食べ放題でも、周りの人よりもたくさん食べられるので、お得感を感じずにはいられません!
しかし、上手に大食いと付き合わないと健康被害や思わぬ事故に繋がってしまう可能性もあります。
無理せず楽しく食べられる大食いを目指しましょう。